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田中です。

価値とは何なのか？

ビジネスとは価値と価値との交換
すなわち、価値を提供し、その対価をいただく。

これのみなのですが、
その「価値」とは何なのか？

その正体を、答えの１つを武井壮さんが、

『オトナの学校 』という講義の中でわかりやすく説明してくれています。

武井壮さんが出した結論。
「物事の価値を生むのは人の数」だったということです。

武井さんと言えば、元十種競技日本チャンピオン
運動能力が高く、百獣の王を目指す男として
あらゆるTV番組やネットなどでもよく見かける有名人ですよね？

ちなみに十種競技といえば、
キング・オブ・アスリートと言われるほど短距離、中距離、長距離、投擲、跳躍と
陸上競技におけるあらゆる能力が必要になってきます。

ウィキペディア　十種競技

これからもわかるように武井さんは
陸上競技という分野において、トップクラスのスキルを持っていました。

にもかかわらず彼は貧乏だったと話しています。

なぜなのかと自問自答した結果、
武井さんは自分にはスキルあっても、人を呼べないから、人を喜ばせていないから
貧乏なんだとの結論に至ったという事です。

陸上をやっていた、十種競技でチャンピオンだった頃よりも
今の武井壮さんの方が多くの人に知られています。圧倒的に稼いでいます。

それは彼が価値を生み出してきたからに他なりません。

世界最高峰のスキルを持っていても、
そのスキルが人の役に立っていなければ価値はありません。

例えばコーチングの世界で言うならば、
世界最高のコーチの1人であるアンソニーロビンズが
世界最高たる所以は、
彼のコーチングによって人生を変えた人の数が圧倒的に多いからでしょう。

もしかしたら、彼と同じくらいのコーチングスキルを
持っている人がいないとも限りませんが、

その人がアンソニー・ロビンズより
有名になったり、お金を稼いでいるということはありません。

それは影響与えた人の数、喜んでくれた人の数が
アンソニー・ロビンズが圧倒的に多いからです。

また、歌手でいくら歌が上手くても、世界最高の歌声を持っていたとしても、
それが多くの人に届いていなければ価値はゼロです。

CDが売れなければ、コンサートに観客動員できなければ価値はないに等しい。

プロとは自分のスキルでお金を稼いでいる人の
ことですが、お金を稼ぐ前に、価値を生み出しているのか
がプロとアマの違いでもあるわけです。

ここでいうと価値とは
すなわち、数多くの人を
「喜ばせているか」「楽しませているか」「役に立っているか」となります。

とはいえ、
ビジネスの世界でいきなり数を求めるのは困難でしょう。

ゆずも路上ライブからでしたが
今やドームでライブをするアーティストです。

武井さんも、30歳から39歳の間、
家がなく六本木のバーに入り浸って8年間芸人の
しゃべりを研究してトーク技術を磨いたということです。

おそらくそこでは、トークスキルを磨きながら、一人一人を
笑わせたり、感心させたり、喜ばせたりしてきたのでしょう。

まず目の前の1人の人に喜んでもらう、
価値を提供するということを繰り返した結果、

今彼はテレビには引っ張りだこで、仕事は朝から晩まである状態
年収も陸上をやっていた頃より２桁ぐらい違うとのことです。

ですが、武井壮さんも最初は泥臭いことをやっていた。
目の前の1人の人に価値を提供したから、今の彼があるのだと思います。

オトナの学校 完全版

日本の陸上競技が価値を生み出していないことの理由や、
インドにおけるクリケット選手の年俸にまつわるお話など

興味深い内容が盛りだくさんなので、一度は見てみることをオススメします。

また、多く人にとって教訓になるかと。

私もコピーライターとして日々スキルアップに努めていますが、
ふとすると、そこばかりに焦点がいきがちで、
自分が磨き上げたライティングスキルを活かすための
努力をしていないことがあります。

特にコンサル、コーチといった
自分のスキルを売る仕事をやっている人が陥りやすい罠だったりします。

そういう視点でみると、また違った発見があるかと思います。

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