田中です。
BABYMETAL(ベビーメタル)ってご存知ですか?
日本のロックバンドで、今や全世界的に
売れているバンドなのですが、ロックバンドといっても
フロント3人はアイドルの女の子3人組。
このアイドルの女の子たちが歌ったり踊ったり
しながら、バックでヘヴィーな音をゴリゴリ
鳴らすバンド。
これがBABYMETAL DEATH(笑)
このBABYMETALが世界中で人気になった
きっかけがYouTubeなんです。
「ギミチョコ!!」という
ミュージックビデオ(MV)がYouTubeにアップ
されるやいなや瞬く間に話題となり、
再生回数が伸びに伸びてあっという間に
1000万回突破。
今、この記事を書いている時点で3000万回を
超えていますね。
しかも、そのリアクションが海外からのものが
多かったというのが特徴的なんです。
YouTubeのコメント欄の反応が英語が
多いことが何よりの証拠です。
これは一昔前なら絶対に不可能だったことです。
世界はもちろんのこと、たとえ日本であったとしても、
そもそもリーチする手段がありませんでしたからね。
しかし、今やコンテンツさえあれば
後はYouTubeにアップロードすれば
全世界にリーチできてしまいます。
BABYMETALは恐らく初期段階から全世界を
視野に入れていたはず。
以前に、BABYMETALのプロデューサーが
Perfumeがテクノ×アイドルで日本を超えて
ヒットしたから、
今度はアイドル× ヘヴィーメタルだということで
BABYMETALを結成したという記事を読んだことがありますので。
BABYMETALは高い演奏技術なり、メタル独特の様式美の
踏襲であったり、
加えてきゃりーぱみゅぱみゅが一翼を担い
今や全世界共通語となった”カワイイ”であったり、
曲のハードな部分とキャッチーさの同居であったりと
アイドル好きの層とメタラーが好む部分の
いいとこ取りをして、多くの人々を熱狂的に巻き込む下地、
要するに”売れる要素”があったことは
間違いないですが、これはあくまでコンテンツの中身の話。
いくら”モノ”が良くても伝達手段がなければ
広く知れ渡ることはないわけで、
いかに売り出すか、拡散させていくかが
”マーケティング”であり、
世界戦略を行う上でキーファクターだったのが
”YouTube”だった、というわけです。
これを読んで
YouTubeを自分のビジネスにと思っても、
「いや、自社商品、私が扱っているサービスは
世界に向けてなんて関係ないですよ」
と思われたかもしれません。
いえ、決してそんなことはないんです。
それは視野が狭いですし、YouTubeのポテンシャルが
まだまだわかっていない。
そもそもYouTubeは世界にリーチできるけれども
別に大きなエリアを狙う必要はないですし、
ご自身の商圏での利用にも十分に役立ちます。
また、BABYMETALは戦略的に意図的に世界を
視野に入れていたと思いますが、
(そして、今や世界制覇も夢ではない)
キャラ弁やランドセルのように
意図せずに世界的な広まり、世界的な人気を博する場合もあります。
(ちなみにランドセル人気は海外セレブから端を発し
コナン君で中国の小学生にまで人気に)
日本のコンテンツがそれだけ注目されていると
いうのもありますし、
ドラゴンボールやワンピースとった
アニメや漫画を代表例とした
これも今や全世界共通語である”クールジャパン”という後押しもあります。
要するに、何が当たるかなんてわからない
ということです。
だから、前回の繰り返しになりますが
とりあえず今の段階からYouTubeを使っておきましょう、
慣れておきましょう、ということですね。
別に趣味の盆栽をiPhoneで撮って
アップロードしてもいいわけですから(笑)
YouTube、要するにGoogleが目指す所は
YouTube=世界TV
です。
YouTubeがTVを追い越していく。
今家庭にあるTV画面にYouTube動画が映る。
そのとき、そもそも芸能人って何?
という日もくるでしょうね。
4ch、8ch、10chと並んでYouTubechのボタンが
デフォルトになる日も、そんなに遠い未来ではないでしょう。
ではでは。
追記)
余談ですが私は「ギミチョコ!!」を始めて
視聴したときは思わず笑ってしまいました。
「えっ、ジョークやろって(笑)」
でも、今や結構な虜(笑)
ライブに行ってみたいっす。