病院でリンデロンVG軟膏を処方されてしまった時、ステロイド剤を顔に使って大丈夫なのか、気になる方も多いようです。

赤ちゃんの顔に塗るとなると、余計に心配ですよね。

今回はリンデロンVG軟膏は赤ちゃんの顔に使えるのかについて、お伝えしていきます。

ステロイドの強さのレベル、正しい使い方などを理解してください。

リンデロンVG軟膏は赤ちゃんの顔に使うことができる

ずばりリンデロンVG軟膏は赤ちゃんの顔に使っても大丈夫です。

病院へ行くと赤ちゃんの月齢、年齢、体重などを調べたうえで適切な成分の適切な量の薬を出します。

初診となればアレルギーの有無も聞かれるはずです。

そして、まだ、赤ちゃんの肌は薄くて薬の成分を吸収しやすく、デリケートなので、プロぺト、ワセリン、ヒルロイドなの保湿剤で成分を薄めた配合薬として処方されます。

赤ちゃん専用に作られた薬を処方されているので、量や使い方を守れば十分安全な薬と言えるでしょう。

ステロイドの強さのレベルはどれぐらいか

ステロイドに強さのレベルがあることを知っている人は多くはないと思います。

1～5郡までに分かれていて、1群：最強　2群：非常に強い　3群：強い　4群：穏やか　5群：弱いに分かれています。

リンデロンVG軟膏は3群です。

赤ちゃんには3、4群で十分効果があるといわれています。

まだ、リンデロンVG軟膏より弱いステロイドがありなら　それを使ったほうがよいではと思うかもしれません。

でも、副作用や強さのレベルを恐れて、弱い成分の薬を長く使用するより、ある程度効果がある薬を配合薬として使ったほうが良いと考えられています。

ステロイドの長期使用は色素沈着、肌の引きつり、肌が薄くなるなどの副作用を引き起こします。

短期間で炎症を抑え、保湿剤による治療を行ったほうが、肌への負担、副作用が抑えられるからです。

赤ちゃんはかゆみなども我慢できないので、掻いたり触ったりしてしまいますよね。

それで血が出たり、雑菌が入ったりしたらかわいそうですしね。

リンデロンVG軟膏の正しい使い方、気を付けたい事

リンデロンVG軟膏に限らず、ステロイド剤は正しく使わなければ、副作用が出る可能性があります。

○塗る回数は一日2回が基本

朝起きて着替えるときと、夜のお風呂上りに塗るのが基本になるでしょう。

特にお風呂上りは肌も清潔な状態なので丁寧に塗ることをおすすめします。

○使用量を守る

大人の掌2枚分で0.5ｇが適量です。

0.5ｇは大人の人差し指の指先から第一関節までで約0.5ｇになります。

少し、光る程度に塗れば十分です。

厚く塗ると、肌がべたついて不快感が出てしまいます。

○使用期間を守る

先ほどもお伝えしましたが　長期使用は副作用の要因になってしまいます。

どれぐらいの期間かですが、例えば10ｇ薬が処方されたとするとします。

掌2枚分肌荒れがあったとすると一回で0.5ｇ使いますよね。

一日2回塗るので一日1ｇ使用するので10日ということになります。

処方された量が使用期限だと考えましょう。

でも、処方されたときに「まず、どれぐらいの間塗ったらいいですか」と聞くのが安心ですよね。

また、ステロイド剤を使用するときは、「5日したら、一度診せに来てください」と言われることも多いです。

○その他、気を付けてあげたいこと

赤ちゃんは何でも口に入れますよね。

薬を塗った顔を手で触ってその手を口に入れてしまうかもしれません。

ステロイド剤は肝臓で代謝されるので少しであれば大丈夫だと思いますが、やはり、なめてほしくないですよね。

少し、気にしすぎかもしれませんが、何でも口に入れる月齢のときは眠ってから塗るとか、ミトンを付けておくなどの対処をすると安心ですね。

ステロイド剤を塗って日に当たると赤くなることがありますので、塗ったら日に当たらないようにしましょう。

まとめ

リンデロンVG軟膏を赤ちゃんの顔に塗っても大丈夫と分かったら正しい使い方を心がけましょう。

間違った使い方をすると薬には何らかの副作用がありますので、正しく使って、きれいな肌に戻してあげたいですね。

そして、日ごろから保湿ケアをしてあげて、肌トラブルが出ないように気をつけてください。

また、肌に傷がつかないように、爪を切っておくことも普段から気をつけていきましょうね。