扁桃腺を切るのって痛みもあるし、入院日数なども考えると勇気が入りますよね。
でも扁桃腺を切ったらメリットがあるのかというと、人によっては大きなメリットがあります。
逆にデメリットもあるんじゃないか、など悩んでしまって、
どうしたら良いかわからなくなってしまうことありますよね。
今回は、扁桃腺を切るとどんなメリットがあるのか、
またデメリットについても少しお伝えできたらと思います。
扁桃腺を切る、色々なメリット
もちろん手術があるわけですからメリットはあります。
〇扁桃腺炎による発熱がなくなる
扁桃腺は本来、外部からの殺菌をうけとめ体外にだす器官です。
ところが、生まれつき免疫が弱かったり、ひどいストレスで免疫が弱ってしまうと、
扁桃腺に細菌がついて細菌がふえ、高熱が難度も出てしまいます。
これが扁桃腺炎と言われるものです。
ですから、扁桃腺炎により難度も高熱を出すなら、
その扁桃腺をとってしまえば細菌が増えることはなく、高熱も出ないと考えられます。
〇扁桃腺炎の発熱にともなう合併症がなくなる
扁桃腺に細菌がついている状態が長くと、慢性膀胱炎と腎盂炎などの合併症を起こしますが、
扁桃腺をとってしまえば菌がつくこともなくなります。
〇いびきがなくなる
扁桃腺ははれるだけが問題ではなく、大きい(扁桃腺肥大といいます)と
のどをふさいでしまい無呼吸になりいびきを引き起こすことがあります。
のどをふさぐ扁桃腺を切ってしまえば、のどはふさがれることなくいびきもかかなくなるようです。
扁桃腺を切ってもいいものなのか
切るメリットがあるとはいえ、本来、体にある扁桃腺は切ってしまっても大丈夫なのでしょうか?
実は以前は、扁桃腺は細菌を受け止める免疫の機能があるから取らない方がいわれていました。
しかし最近では、3歳以上になれば免疫機能はなくなってしまうと考えられています。
成長するにつれ免疫とリンパで細菌を戦うことができるようになるので、
あってもなくても変わらない器官という認識をしている医者もいるようです。
デメリットもあることを知っておく
メリットがあれば必ずデメリットがあるものです。
〇手術に対する恐怖や経済的負担
やっぱり手術って怖いと思いますよね。
そして扁桃腺を取る手術の後はかなりの痛みがあることがあります。
一週間程度で亡くなる人もいれば半年もかかる人もいるようです。
また、手術するには入院もするので費用はかかります。
そして 働いている人は仕事を休まなければなりません。
〇味覚の変化
まれにですが手術で舌に何らかのダメージが起こり味覚に変化が起こります。
舌へのダメージならしばらくして回復することもあるようですが、
やはり回復までの時間にも個人差があります。
気長に待つ必要がありますが、やはり早く食事を楽しみたいですし、
まずは医師に相談することをお勧めします。
〇熱が100%出ないようにはならない
これはデメリットとは違うかもしれませんが、手術をしたのに
やっぱり熱が出てしまい残念な思いをしてはと思いお伝えすることにしました。
頻繁な発熱を止めたいと、扁桃腺を切っても熱が、100%出ないようにはなりません。
これは扁桃腺による熱は出なくなるが、ほかの病気により熱は出ると言うことです。
とくに、術後は体にも負担がかかっていますので手洗い、うがい、
十分な睡眠をとって今まで以上に健康に気をつけたほうが良いでしょう。
まとめ
扁桃腺を切る手術に限らず、物事にはメリット、デメリットが必ずあると思います。
それに100%確実なことなんてそんなにないですよね。
でも、手術だったら少しでも100%に近づけたいと思って、不安になって当たり前ですよね。
医師や周囲の人にしっかり相談して、メリット、デメリットを十分に理解することが大事なことです。
一番楽になって、生活しやすくなる方法をは何か、じっくり考えてから決断してくださいね。