コピーライティングの極論について考えた結果

コピーライティングの極論

吉川です。

 

コピーライティングに極論は存在するのか?

 

コピーライターとして活動したい人、

既にコピーライターとして活動するも目を見張るほどの結果が残せていないという人、

コピーライティングの最高峰のテクニックを学びたいと思っている人、

 

おそらく気になるお題だと思います。

私自身、コピーライターとして少し考えてみました。

今回は、その考えと理由を書こうと思います。

 

最終的に納得頂けるかどうかは、

あなた次第で、この記事を読んで頂いてご判断下さい。

 

そもそもコピーライティングとは?

 

この件に関してはいろんなブログでも述べられており、
おそらくここに来るまでにもあなたは各所で読まれてきていると思われます。

 

ですので、あまり深く突っ込まない事にしますが、
少しだけ述べるとしたら、

人が行動する心理云々は正直考えない方が良いです。
これを考えるとしたら、例えば、

「○のような人なら×と思っているだろうから△と書いた方が良いのかな」
と言うことです。

この様に考えながら書いても、
その読み手に響く事はないです。

いや、ないと言いきってしまうのも語弊があるので、
「あまりない」と変えます(笑)

キーワードによって響く面がコピーライティングにはあるので、
もし、頭で考えて書く文章だとしてもキーワードを含んでいればゼロではないです。

心理面とか人の行動パターンというのでしょうか、
私は心理学を勉強した訳でもなくむしろそっち方面は疎いので、
よく分かりませんが、

そういう面を考えて狙って書いても見透かされますので、
本当に無意味です。

購入見込み者が反応しそうなキーワードを、
きちんと考えた方がよっぽど良い反応が取れます。

この辺のキーワード云々というのは、
ターゲティング・マーケティングの要素も入って来るので、ここでは深堀しません。

 

それでもキーワードを考えるコピーライティングについて気になる方は、
こちらのブログで追々書いていきたいと考えているので、
ブックマーク・お気に入りなどして頂けると嬉しいです。

何より、あなた自身がいちいち検索をしてこのブログに辿り着かなくても、
いつでものぞく事が出来るので便利です^^

 

コピーライティングの書き方

 

と、ここまで実は私自身頭で考えながら書いてみた訳ですが。。。
なかなか頭が疲れる作業です。

今の私の思考の流れはこうでした。

「今これを書いているから次に○○を書けばもっともらしく、
読んでくれている人も行動してくれるかな」のような感じ。
こういう書き方は疲れます。次に書く文章を狙って書こうと考えるので。

そんな考えで書き始めた今回の記事ですが、

他のブログやサイトでも同じような事を書いていたので、
ちょっとこのブログでも書いてみようと始めました。

他のブログ等では、どうやら、「スキル云々」「心理」、
「ストーリーを取り入れる」などと書かれており、

何か講義を受けているような堅苦しい雰囲気を感じてしまったので、
もっとコピーライティングの本質を伝えられるような文章、

そんな風に書けないだろうか?

と言う事を考えていました。
それがなかなか難しい。

なぜなら、「極論がない」と私は考えているからです。

コピーライティングを考える時には、
最初に大枠を考えて方向性を整えてはいます。
ただ、冒頭以外はあまり深く考えていません。

あ、これも語弊がありますね^^;

考えますが大枠だけです。あとはリサーチ内容と感性に任せて書きます。

 

なぜなら、コピーライティングにおいては、
読み始めに最も力を注ぐ必要があるからです。

だから、キャッチコピーに最大限の能力と時間を費やします。
冒頭でいかに、

次のパートを読んでもらうか?

ここが重要になります。

常に、「いかにして次のパートを読んでもらうか?」と言う視点で考えます。

ですが、冒頭に多くの知力を費やした後は、
出来るだけ書きなぐるように書くのが、
良いコピーライティングに繋がっていき、

次のパートを読んでもらえることへ繋がります。

 

書きなぐるとと言うのは、
「思いつくままに手を止めることなく書き進める」
と言う事です。

ありきたりの例でしゃくなのですが、最も分かりやすいので引用します^^;
ラブレターが典型的な「書きなぐった文章」です。

あなたをどれだけ好きなのか?それはなぜなのか?

あの○○で一目見た時からなんちゃらかんちゃら~、

という事を前面に書きますよね?
もうド直球です。

中には推敲を重ねて書く人もいるのかもしれませんが、
大体の人はその思いの丈をペンと紙にぶつけていると思います。

ここでの書きなぐるという表現は、「あの感覚の事」を指します。

文章と言うのは、感覚的に反応してしまうような書き方、
心に残るような文章の方が読み手は入り込んでくれます。

それは決して心理学などに基づいた文章と言った堅苦しい物ではないです。

その感覚的に反応してしまうような書き方というのは、
書く本人が感覚的・感情的に書く事です。

もちろんその中にコピーライティングの
テクニック的な事も含めれば非常に良い文章となる訳ですが、

いきなりそんな文章は書けないので、
最低限書きなぐる事を意識すると言うか、

まぁ、それを意識している時点でボツなので、
意識しなくてもスラスラ書けると響く文章となってきます。

拙い文章でも良いので、自分の頭の中が空っぽになる位まで、
一気に書きだす事が重要です。

その中で、これまたターゲティングの話になりますが、
購入見込み者が潜在的に何を欲しているのか?を、

その商品の背景などから考察していきます。

その見込み者さえ気付いていない奥底の欲求をキーワードとして、
文章として表現出来る事が、良いコピーライティングと言えます。

 

コピーライティングで重要な事は?

コピーライティングとは?の流れがまだ続きますが、
私が思っている事は、

「商品・販売者の代弁者」

であると考えます。

「セールスレターを書くのだから当たり前だろう」という声が、
ビシビシ伝わってきそうですが、

これにはもう一つ+αの考えがあります。
それは、

 

【販売者すら気付いていない購入者へのアプローチ】

を上乗せするのがコピーライティングと言えます。

コピーライティングを考える時に、
商品概要は当然一通り把握します。

 

では、販売者も気付いていないアプローチって?

 

コピーライティングが販売者以上の商品把握をしているのか?

 

だからと言って、ライターが商品について、
販売者より詳しくなる必要はありません。

もちろん詳しい方が良いに決まっていますが、

それが全てではありません。
では、販売者も気付いていないというのは?

それが先ほどもお伝えしました、
購入見込み者が反応しそうなキーワードだったり文章です。
ここはリサーチ・ターゲティングの要素が非常に大きいです。

ここに、「販売者や見込み者さえ気付いていない奥底の欲求キーワード」、
あるいは、表面に見えないシチュエーションが隠れています。

ここを捉えられるコピーが書けると、
落としがちな購入見込み者も拾えるようになるので、
売りあげも上がってきます。

 

理由は、誰もが知っているような表面だけの話ではないので、

その表面上の話に引っかからなく、何となくスル―する購入見込み者もいますので、

そんな人達さえも引き止めて購入に結び付ける事が出来るからです。

 

販売者はターゲット層を当然考えています。
しかし、そのターゲットの背景のさらに裏側、

つまりはその人となりの表面上の話ではない、
隠れたキーワードや文章を表現するのがコピーライティングの仕事です。

 

例えば、
「コピーライティングの基礎」を学びたいと考えている人がいます。

その人へ基礎の教材を売るとします。

 

なぜそのような事を考えているのか?

・仕事に活かしたい
・ネットで稼ぎたい
・独立して起業したい

これらが表面上の欲求です。
その上で、さらに奥底にある欲求・シチュエーションを考察すると、

いつまで経っても上手くならないから基礎から学びたい、
と言う事かもしれません。

あるいは、

逆に教える立場の人がもう一度基礎を学ぼうとしているのかもしれません。

この辺は商品のターゲット層との兼ね合いも出てくるので、
一概にこれだという事は断言出来ないですが、

このようにして、「表面上にないキーワード・シチュエーション」も考えていくと、
広い範囲で落としがちな購入見込み者も離脱させずに、
読み進めてもらえる可能性が広がります。

セールスでは最大の売上を目指すのが当然なので、

必然的にそのようなターゲット層も取り込む事がベストと考えられます。

 

しかし、その辺の感覚と言うのは、

まずいったんコピーを考えてみて、実際に市場に落としてみて初めて、

そのコピーで取り込む事が出来ているか?読まれているか?が分かります。

 

ですので、今文章としてサラッと書いていますが、

この通りに実践したとしても最大限の結果になるかどうかは別物です。

 

で、結局まとめると?

思いのほか長くなってしまったのですが、

(書きなぐるとこういう状況になります苦笑)

コピーライティングでは、心理などあまり考える必要は無く、
まずは自分の頭の中で考えなくても出てくる文章を書きなぐってみる

拙い文章でも良いのでまずは書きだす事です。
そういう文章の方が伝わりますし、
読み手としても引き込まれます。

その上で、再度読み返して言葉の端々の修正程度の推敲をします。

さらに、そこに販売者や購入見込み者も気付いていないような、
キーワードやシチュエーションをリサーチやターゲティングで、
織り交ぜていければ、

「引きこんで販売へ繋げる文章」

へと繋がっていきます。

もちろん、各所で言われているその他テクニック的な要素も取り入れ、
全てを融合させる事で「売れるコピー」となりますので、

やはりテクニックを学ぶに越した事は無いのが本音です。

 

そして、最終結論として私の考え、「コピーライティングに極論は無い」ですが、

その理由としては、

「コピーライティングにおいてはテストの繰り返し」

が必要であるからです。

それは、少し前にもお伝えしたように、いったんコピーを考えてみて、実際に市場に落としてテストをする事でようやく、最大数のターゲットが反応する内容・方向性が分かるからです。

 

例えば、Aの文章がテクニックを織り込んだとしても、
それが完全に購入に繋がるかどうかは正直な話、
書いている時は分かりません。

そのAパターンと別にBパターンを用意して、
比べる事で初めて最大限売れるコピーが見えてきます。

ですので、仮に極論があったとしてそれで作ったとしても、
その文章が絶対に勝るのか?と言うと言いきれません。

だからこそ、極論を考えるのはナンセンスだと私は考えています。
その理論だけが独り歩きして、目の前の購入見込み客を見ない事は、
コピーライターとして致命的な欠陥だからです。
お気を付け下さい。

おしまい。


吉川 旭

吉川 旭WEBセールス実践協会認定マーケティングライター

投稿者プロフィール

手軽に飲めるコーヒー(BOSS贅沢微糖とセブンカフェ)を愛するコピーライター。
「クライアント様のその先を創造する」をモットーに全力執筆。

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