田中です。

動画配信サービスが続々と登場してきていますよね？

U-NEXT、dTV、Hulu、TSUTAYA TV
さらにはAmazonプライム・ビデオもスタートし
本格的に動画見放題の配信サービスが充実してきましたね。

特に今月は、動画配信の黒船とも言われた
Netflixが日本に登場し、
各社シェア獲得に躍起にやっている印象です。

いずれコンテンツのラインナップと価格が勝負に
なってくるのでしょうが、
日本ではTV（動画）は”タダ”というのが常識的に
なっているので、この辺りの月額サービスが
どこまで根付くのか見ものです。

年輩の方はやはりTVはタダという固定観念がありますし、

逆に１０代、２０代の若年層は、
それでなくても高いスマホ料金に加えて

毎月１０００円近くをはたして動画を見るのに払うのか。

ネット上にはYouTubeというタダで見ることのできる
動画サービスもありますし、

若い層は検索リテラシーが高いので、YouTube以外にも
タダで見ることができる動画を探すのも
そんなに難しいことではないでしょう。

日本ではまだまだTVの力は強大ですし、
だから定額制の動画配信サービスが
日本に根付くのはなかなか厳しいとのでは？

というのが私の意見です。

前フリはこれぐらいにしまして、
ここでYouTubeのお話しを。

これら動画配信サービスとYouTubeは決定的に違います。

その１つが「無料」で見ることができるというのが
あるのですが、今回はそこは置いておいて。

YouTubeを視聴者側ではなくて利用者側の視点から見ると、
「YouTubeはMediaでありSNS」だということです。

情報発信媒体であり、コミュニケーション媒体だと
いうことです。

要するに、
あなた自身、または自社の宣伝、アピール、露出媒体として
利用することができるということです。

ですから、YouTubeは動画ではあるのですが、
上記に挙げた動画配信サービスとは全く性質が異なるわけです。

特に、我々個人事業主や中小企業がビジネスシーンに
利用する場合を想定してみるとよくわかるかと思います。

なぜこの話しを持ってきたのかというと、

動画というとTVはもちろん
この辺りの動画サービスも映像の美しさや
動画の構成、中身などコンテンツの”質”が勝負になってくる。

とすると、
どうしてもYouTubeでの動画投稿も
そうした動画の質が高くなくてはと思っている人も多いのでは？

と思ったからです。

それが原因で、動画を作るのを躊躇してしまう。
YouTubeにアップすることをためらってしまう人も一定数いるのかな？

と思ったからです。

動画は外注するとそれなりに高額になってしまい
ますから、
渾身の動画は別にしても、日常的にYouTubeに
投稿する動画は自分で撮った方がいいし、

それはスマホで撮ったモノで十分だということを
ここでは言いたかったわけです。

あらためてぶっちゃけると、YouTubeに
投稿する動画において、質は全く問われません。

素人まる出し感タップリの動画で十分なんです。

もちろん、クオリティーが高いに越したことはありませんが、
逆に高すぎるのもどうかな、というのもあります。

それは、ネットにはネットの文化があり
チープな感じがまた逆に良かったりもするからです。

ニコ動にもニコ動の独特の空気感がありますよね？

YouTubeを眺めているとわかりますが、大手企業が
アップしているクオリティーの高い動画が、
必ずしも再生回数が伸びるているわけでもない。

はっきりいって、iPhoneで撮って
そのままiPhoneのiMovieなどの動画編集アプリで
少しいじってアップするだけでも十分です。

必要になってくるのは
・動画の量
・タイトルにSEOを意識したキーワードを盛り込むこと
・サムネイルのインパクト

など、さらにはYouTubeチャンネル自体の
ターゲティング設定であったりと、
どちらかと言えばWEBマーケティング的な要素です。

だから、再生回数もめちゃくちゃ必要なわけではなくて、
むしろ少なくてもいいので濃いアクセスが必要なわけです。

そして、そのYouTube動画のアクセスを
どのようにして導線を引いてく方が重要なんです。

要するに、
YouTubeに集めたアクセスを
具体的にどのようにして利用するのか。

自社のHPにアクセスを流すのか？
リストを取るのか？

などといった全体的な”戦略”が必要になってくるわけです。

【本日のまとめ】
・YouTubeは情報発信、コミュニケーション媒体
・YouTubeでは１つの質の高い動画をアップするより、１００個のそこそこの動画を
撮ってアップする方が重要
・YouTubeをビジネスに有効活用するに必要なのは、WEBマーケティングの知識

 

PS
Kan & Aki’s CHANNEL
アンパンマンやプリキュアなどのおもちゃのレビュー
を、子供を使ってやっている非常に秀逸なチャンネルです。

ただ子供がおもちゃで遊んでいるよう動画が
現時点でチャンネル登録者数８０万人以上。
視聴回数１８億以上。

アンパンマン いっしょにトントン大好きお料理ショー

驚異の６千万回再生（笑）

動画自体は難しい作りではないですが、
しっかりとターゲティングして、
さらに英語の字幕や英語をタイトル、説明欄に入れて
外国人のアクセスも呼んでいる。

コメント欄にも英語が多いですよね？

こんなチャンネルを作るのはなかなか
難しいですが、
そもそもが、このチャンネルはアドセンス広告による
報酬狙いなので全てを参考にする必要はありません。

がしかし、
こんな簡単な動画の作りでも
「ヤバイことになるぜ」
という参考例です（笑）