子育て経験した人なら、持ったことがある食事の問題。
特に2歳児になれば「魔の2歳児」と言われるほど、個性もはっきりし、とても手がかかりますよね。
せっかく栄養バランスを考えて食事作っても、すぐに飽きてしまったり、手でつかんだり投げたり、遊んだりして食べないのでイライラして困ってしまいます。
もともと小食だと、たくさん食べないので、栄養が足りないのではと心配することもありますよね。
今回は2歳児が食事をあまり食べない理由や、食べるようになる工夫、方法をご紹介します。
2歳児が食事を食べない理由
2歳児が食事を食べない理由は、子供によって違いますが、大きく3つに分けられます。
1つは、「食べたくない、食べる必要がないから食べない」
2つめは、「小食」であること
3つめは、「病気」であることです。
もう少し、詳しくお伝えしますね。
○食べたくない、食べる必要がないから食べない
2歳児が食事を食べない理由で一番多いのがこれです。
目の前に自分の好きなことや、遊びがあるとそちらに意識がいってしまうので食事を食べなくなってしまいがちです。
おやつをたくさん食べてしまったり、遊び足りず、お腹がすいていない時も、子供は食べようとしません。
また、食事中に行儀が悪かったり、食べるスピードが遅いと叱ったりしていませんか。
そのことがストレスとなると、食事をすると叱られると思ってしまい、食べたくなくなる、食べられなくなる場合もあります。
○小食である
2歳児の胃は、まだまだ小さいので一度にたくさん食べることはできません。
小食の子供は、お菓子もあまり食べない傾向があります。
遺伝的な要素もあるので、特に、病気がちでなければ、あまり心配することはありません。
○病気が原因
食べない理由が病気である可能性もあります。
便秘、熱があると、子供は食べられません。
また、食べ物をうまく呑み込めない場合、嚥下障害である可能性があります。
病気が原因で、成長曲線を大きく下回っているときは、医師の診断が必要です。
食事を食べるようなる工夫
子供が食事を食べるようになる工夫や方法をご紹介します。
○しっかり遊ばせて空腹にする、おやつを減らす
食事の前にしっかり遊ばせて、間食を与えなければ、お腹がすくので自然と食べるようになります。
小食である場合、次の食事まで時間が空いてしまう時は、おやつも食事の一部と考えて、お菓子ではなく、栄養のあるもの(おにぎりなど)を食べさせるようにしましょう。
○少しずつお皿に入れてあげる
たくさんの山盛りより、少しずつお皿に入れたものを食べるほうが子供の達成感につながり、食事をするようになります。
○食事を楽しむ
食事を楽しい時間であると教えてあげることはとても大切です。
例えば、おにぎりを一緒に作ってみる、卵をかき混ぜてもらう、野菜の型抜きをするなどで食事の準備を手伝ってもらうと、食べることはよくあります。
食事中にテレビをつけている家庭は、テレビを消して楽しく会話をしながら食べることも効果的です。
そして、食べたくないものを無理やり食べさせたり、必要以上に叱らないようにしましょう。
それがトラウマとなり食事ができなくなり、重症化すると、食事中に吐いてしまう場合もあります。
食事を見せ、大人がおいしそうに食べることで、自然と食べるようなることも多いので、親が好き嫌いなく食べることはとても重要です。
○遊び始めたり、食べない時は食事を終わりにしてもよい
食事より、遊びに興味が言ってしまったり、食事が進まない時は「もうおしまいにしようね」
と言って、食事を片付けても構いません。
食事がいつまでも食卓にあると、いつでも食べられると思い、だらだら食べることが当たり前になって仕舞います。
たとえ一食ぐらい食べない、量が少なくても死ぬことはないぐらいの勇気をもって片付けても大丈夫です。
食事を食べない時にしてはいけないこと
食事を食べない時に、次のようなことを言っていませんか?
・ 早く食べなさい/ちゃんと食べなさい
・ せっかく作ったのに!!
・ 食べてくれないの悲しい
・ 今日も食べなかったね/ 今日も残したね
つい言ってしまいがちですが、このような言葉は子供の心を傷つけます。
○好きなものだけをあげる
食事を食べてほしいから、好きなものだけを上げてしまうことがありますよね。
たまになら良いのですが、いつもそうだと、偏食になってしまう可能性が高いです。
偏食でも、他のものから栄養を取ればいいと思っている人がいるようですが、バランスよく栄養を取るためには、なんでも食べることは必要です。
無理はいけませんが、色々な食事見せ、周りが食べることで食べるようになります。
まとめ
2歳児が、食事を食べないことは、珍しいことではありません。
それまでは、出されていたものを何も考えず食べていましたが、意志や、個性が表れてくる2歳児が、拒否したり、好きなものを食べるのは、成長の証拠です。
3、4歳になり、幼稚園、保育園に行くようになり、体力が付けば自然と食べるようになることが多いです。
食事を食べるか食べないかは、性格、個性もあるようです。ゆっくり見守ってあげましょう。