4月は入学シーズン、希望がいっぱいの季節ですね。
新入生の中には、入学祝いをもらう人も多いことでしょう。
でも、貰うだけではなく、きちんと感謝の気持ちをもってお礼をすることが大切です。
葉書で書くのは難しいと思うこともあるかもしれませんが、ちょっとしたルールやポイントを押さえれば、難しいことはありません。
小学校、中学校、高校入学では、少し文面も変えたほうが子供の成長が感じられますので、ルールやポイントに加え、それぞれの文面の事例もお伝えしますね。
葉書でのお礼状の書き方の基本
○お礼状のマナー
まずは、お礼状のマナーです。
頂いたらことに感謝を表すのが基本です。
頂いたら早めにお礼をしましょう、遅くとも4月中には出しましょう。
電話でお礼を伝えるとは思いますが、葉書を出すほうが思いは伝わります。
○葉書(手紙)ルール
必ずこうしなければというものではありませんが、一般常識として知っておくと便利ですし、掻きやすいです。
また、黒のボールペンか万年筆であれば黒、青のインクを使いましょう。
① 時候のあいさつ
② お祝いのお礼
③ 入学した子供の様子や、お祝いを喜んでいる子供の様子
④ 結びのあいさつ
葉書なので、多くは書けませんが、これだけも十分気持ちは伝わります。
お礼状の文例(親が書く場合)
目上の方、親戚、祖父母へ適した例文にしています。
○小学校入学の場合
桜の花が美しい季節になりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
先日は、○○の入学のお祝いに素敵な文房具のセットをありがとうございました。
大好きなキャラクターの文房具のようで大喜びで、毎日大切に使っては眺めては嬉しそうにしています。
新しい友達もすでにできている様子で、楽しそうに学校へ通っており、私たちも安心しています。
まだまだ、夜は冷えますので、体調を崩されませんようご自愛ください。
お礼まで
親の名前(葉書の下あたりに書きます。)
子供の名前(葉書の下あたりに書きます。)
○中学校入学の場合
拝啓 春陽の候、皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
このたびは、中学校入学に際し、お祝いを頂きありがとうございました。
新しい制服に手を通した○○の姿を見ると、成長が感じられ、これも△△様をはじめ、皆さまのおかげだと感謝しております。
中学では入部する部活を決め、勉強も頑張りたいと言っています。
親としては、新たな成長に期待もしていますが、まだまだ心配もあるところです。
季節の変わり目ですので、体調を崩されませんようご自愛ください。
かしこ
平成○○年○○月○○日
以下、名前を書くところは同じです。
○高校入学の場合
拝啓 桜花の候、皆様ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたびは、○○の高校入学に際し、お心遣い頂き、心よりお礼申し上げます。
先日入学式を終え、高校生活を無事にスタートさせました。
中学までとは違い、勉強も難しくなるようですが、新たに大学進学を目標に決めたようです。
親としても、気持ちを新たにともに成長していければと思っております。
日に日にあたたかくなるとは思いますが、まだまだかぜが冷たい日もあります。
お体を崩されませんよう、お気を付けください。
まずは取り急ぎお礼申し上げます。
敬具
以下名前を書くのは同じです。
お礼状の文例(本人が書く場合)
中学、高校生になれば本人が手紙を書くことができますので、手紙を書き、お礼をくださった人へ成長を知らせることもできます。
高校生になれば、大人と同じように、時候の挨拶を加えるのも素敵です。
子供が書く場合は、特に時候のあいさつにとらわれなくてもいいでしょう。
お祝いのお礼や、新しい学校生活の意欲など書くといいですね。
小学生ではまだ十分な文章を書くことできませんが、相手がおじいちゃん、おばあちゃんなら、絵をかいて送るとか、別に、写真を贈るなどすると喜ばれます。
下に紹介する文例は、祖父母など、近い人へ適したものにしました。
○中学校入学の場合
入学お祝いが届きました。
ありがとうございます。
中学校では英語を頑張りたいので、お祝いで英語の辞書を買いました。
部活動も頑張ろうと思っています。
夏休みにまた会えるのを楽しみにしています。
○○○より(本人の名前)
○高校入学の場合
桜の花がきれいな季節ですね。
お元気でいらっしゃいますか。
先日、高校入学のお祝いをいただきありがとうございました。
新しく腕時計を購入し、3年間大切に使おうと思っています。
高校からは初めてのバス通学、勉強も教科が増えて新しいことがいっぱいです。
部活動ももちろん、大学進学を目指し、勉強も頑張ろうと思っています。
また、会えるのを楽しみにしています。
4月ですが、夜は寒いことも多いです。
風邪などひかないよう、ご自愛ください。
父、母もよろしくと申しております。
○○○○(本人の名前)
まとめ
お礼状は、頂いたことへの感謝が伝えることが一番の目的です。
お礼をくださった方が、「成長したんだな」「頑張っているな」「うれしいな」と思ってくれることが大切です。
時候の挨拶や、葉書のルールはとても大切ですが、それらは気持ちを表す上での道具ですから、感謝の気持ちをストレートに伝えるようにしましょう。
また、文面だけでなく、字に心が表れると言います。
上手、下手にかかわらず、一字一字丁寧に書きましょうね。