子供が魚嫌いだと、毎日の食卓が肉中心になってカロリ-も高くなり困りますよね。
肥満の原因にもなりかねないので、できれば魚も食べてほしいものです。
魚嫌いにはいくつかの原因があり、それが分かればきっと克服することもできますよ。
魚にしかない重要な栄養素もあるので、それらも紹介していきますね。
子供はどうして魚が嫌いなの?
○見た目が苦手
確かに目の部分を見ると、大人でもちょっと苦手と感じる人もいますね。
骨がたくさんあるのも見た目的に苦手な子供もいます。
○苦みがダメ
魚の内臓周辺には苦みがあります。
子供は苦みに敏感で、ピ-マン嫌いの子も苦みがダメな子がほとんどです
○臭いが苦手
焼き魚などは、どうしても独特の生臭さがあります
○パサパサするのが嫌い
焼きすぎなどでパサパサしてしまうと、食べたとき口の中に残りのみ込みにくくなるんですね。
魚嫌いを克服する方法は?
見た目や苦み、臭いなど、魚料理が全くダメな場合でも、缶詰や加工食品ならOKな場合があります。
◯缶詰などの加工食品を食べる
ツナの缶詰は、マグロやカツオが原料で栄養価も高く臭みもないです。
サバ缶やサンマ缶も骨ごと食べられて、味付けも濃いめなのでご飯に合います。
加工食品には、鮭フレ-クやしらす干し、イワシのつみれ、フィッシュソ-セ-ジなどがあり、サラダや鍋料理に加えるといいですね。
◯下処理をする
魚の苦みは内臓をしっかり取り除いてよく洗うことで抑えられます。
生臭さの原因は、魚の表面の水分をよく拭き取らないことが原因なので、キッチンペ-パ-などでよく拭き取ってくださいね。
特に青背魚などは、塩を振って冷蔵庫に10分から15分入れておき、表面に水分が出てきたらしっかりと拭き取ります。
◯焼き方を工夫する
また、焼き魚がパサパサしてしまうのは長く焼きすぎていると思われます。
短時間でふっくら焼くために、調理の少し前に冷蔵庫から出しておいて常温に戻してから焼いてみるといいですよ。
魚でとれる重要な栄養素とは?
DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸は、魚に多く含まれる脂質で、必須脂肪酸に定められています。
DHAはコレステロ-ルを低下させ、肥満を予防する働きがあり、子供の脳や視力、心の成長にも欠かせません。
また、EPAは血液に働きかける脂肪酸で、これを取ることで血液がサラサラになり、アレルギ-症状の緩和や予防にもつながります。
カルシウムは、言うまでもなく骨や歯の主成分です。
魚のフライや小魚、缶詰などで骨ごと食べれば、子供の成長期の身体づくりにとても大きな役割を果たします。
まとめ
現代では、魚嫌いの人が増えており、魚離れが嘆かれていますね。
でも実は、子供が嫌いなだけでなく、家庭のお母さんが“生臭い、下処理が面倒”などの理由で、食卓に魚料理を出さない傾向にあるようです。
魚には成長に必要な栄養素がたくさん含まれているので、ぜひ親子で魚嫌いを克服してほしいものです。
ちょっと工夫で克服できる場合もありますので、チャレンジしてみてくださいね。