洗濯は、家事の中でも時間がかかるし、お天気にも左右されてしまいがち。
忙しい朝の家事が一つでも減らせたらとても助かりますよね。
またご家庭によっては、夜間の電気代が安くなるプランに入っていたり、「洗濯は夜に済ませる」という夜洗濯派の方が増えているようです。
でも夜洗濯して外に干しても、ちゃんと乾くの?衛生面は問題ない?などなど、気になる点や注意点をまとめました。
夜洗濯の外干しは乾きにくい?
日が当たらない夜は、洗濯物が乾きにくい印象がありますが、夏であれば気温も高く夜露の心配もないため、朝までに充分乾いていることがほとんどです。
特にマンションの高層階等であれば、風も吹き付けますので、湿気も気にならず快適に乾いてくれます。
冬場は注意が必要
逆に冬場はどうしても、夜外干しして朝取り込もうとすると、夜露などの影響でまだ生乾きのことが多々あります。
また夜間に気温が零下になる地方では、洗濯物が凍ってしまうというリスクも。
そこで、梅雨時期や冬場は、以下のように干し方を工夫したり、他の方法と組み合わせたりすると良いでしょう。
・早く乾かすため、厚いものと薄いもの、長いものと短いものを交互に干す
・冬場は、洗濯が終わったら夜は部屋干しにして(室内の乾燥対策にもなります!)、朝外干しにする
・乾燥機付きの場合は、10~30分ほど乾燥機をかけてから干す
・夜露を防ぐために、洗濯物にカバーをかける
また梅雨時に部屋干しにする際は、生乾きの臭いを抑える洗剤を使用したり、お部屋のカビ対策も忘れずに行いましょう。
夜に外干しすると虫の卵が付きやすい?
残念ながら、夜に外干しすると、日中に干すよりも、虫の卵が付いてしまう可能性が高いです。
洗濯物に卵を産む虫は、蛾やカメムシなどが代表的なものとして挙げられます。
また夜に洗濯物を干すと、特に白い衣類に虫が寄ってきやすいので、白い衣類はなるべく内側に干すなど工夫しましょう。
ただしこれらは、お住いの環境によっても大きく左右されます。
都会のマンションの高層階で、洗濯物に虫が付いたりする可能性はかなり低いですが、自然の多い場所、またマンションでも近くに大きな公園がある場合は、注意が必要です。
特に夏の夜間に外干しする際は、近隣の環境をよく確認されることをお勧めします。
夜の外干しは花粉やPM2.5対策になる?
花粉は、気温が上がった時や暖かくなるほどに多く飛びます。
そこで、洗濯物を外干しする時は、花粉が飛散するピークを避けて、夜や早朝から干すようにすれば、付着する花粉の量をある程度減らす効果が期待できます。
しかしながら、日中に地表に溜まった花粉が夜風に吹かれて舞い上がり、洗濯物に付く可能性があります。
夜に外干しした場合でも、花粉よけカバーや花粉対策のスプレーを併用したり、また取り込む時には十分に花粉を振りはらってから室内に入れるようにしましょう。
PM2.5については、暖房使用などの影響で冬の夜が最も深刻化するとの研究結果もあり、夜に干すことでのメリットはあまりなさそうです。
分布予測や注意報をこまめにチェックして、場合によっては部屋干しにするなどの対策を行いましょう。
まとめ
朝の時間に余裕ができる、お天気に左右されにくい、電気代が安く済む・・・など、良いところがたくさんある夜のお洗濯。
しかしそのまま夜間に外干しする場合は、環境や季節によって方法や対策を変えるなどの工夫が必要です。
最近は、夜洗濯の方が増えていることもあり、臭い対策の洗剤やカバーなど多く市販されていますので、それらをうまく活用してもいいですね。
またあまり外干しにこだわり過ぎず、時と場合に応じて、部屋干しや乾燥機等ともうまく組み合わせてくださいね。