
花粉症の季節、くしゃみや鼻水などの不快な症状をやわらげるために、ドラッグストアで薬を買ってみようと思っていても、何がいいのか悩みますよね。
最近、よく耳にする、眠くならない花粉症の薬「アレグラ」が気になりますが、服用する前にアレグラの評判や効果など、しっかりと知っておきたいものです。
花粉症の季節の間、ずっと服用するかもしれないので、大切な自分の体のために、知っておいて損は無いと思いますよ。
花粉症の薬「アレグラ」の評判は?
今、花粉症治療において、病院で最も多く処方されているのがアレグラです。
眠気などの副作用を抑えているため、運転する方、集中力が必要な作業をする方などに重宝され、広く知られるようになりました。
花粉症などのアレルギー症状をやわらげる薬において、アレグラが開発されるまでの薬は、眠気・倦怠感・口の渇きなどの副作用が強い薬がほとんどでした。
◯花粉症の薬は副作用がある
花粉症の薬を飲めば症状の改善が期待できる一方で、仕事で運転などに携わる人にとっては、眠気などの副作用に悩まされていました。
そこで、眠気などの副作用を極力抑えながら、花粉症やアレルギー性鼻炎などのアレルギー症状をやわらげる目的で開発された薬が「アレグラ」です。
仕事で運転などに携わる人、集中力を求められる仕事に携わる人などには必ず処方される薬となり、評判になったというわけです。
◯アレグラの効果は?
しかし、アレグラに限らず、どの薬にも言えることですが、副作用を弱くした薬は、その効果も弱くなってしまう場合があります。
花粉症の人の中に、アレグラはあまり効果がないと感じる人がいるのは、そこにあるのです。
ただこればかりは個人差があるので飲んでみないことには分かりません。
まずは試しに飲んでみることをおすすめします。
「アレグラ」のことを詳しく紹介!アレグラあれこれ!
アレグラ錠は1990年代に抗アレルギー薬として用いられていたテルフェナジンに代わる薬として開発されました。
テルフェナジンは、心臓に悪影響を及ぼすという副作用があることが判明し、2001年には販売が中止されました。
アレグラは、そのテルフェナジンと同様の効能ですが、心臓に悪いということはもちろんありません。
眠気、口の渇きなどの副作用が少なく、花粉症の薬の中では、一番眠気が出ないと言われています。
まれに頭痛、眠気、吐き気を訴えるケースが報告されています。
【アレグラ錠の用法】
・7歳~12歳:1回に30mg(1日2回服用)
・12歳~:1回に60mg(1日2回服用)
・成人:1回に60mg(1日2回服用)
服用方法は1日2回朝夕の服用になっています。
食後でも就寝前でも服用タイミングは問題ありませんが、食後の服用だと若干効果が落ちるので、服用するのであれば、食前もしくは食間の服用がおすすめです。
2012年11月には市販薬が発売され、2013年2月には、医療用アレグラのジェネリック医薬品が発売されました。
眠くなりにくいタイプのアレルギー剤になので、仕事などで眠くなってはまずいという人にお勧めです!
まず、飲んでみて、自分の状態を確認することが大切です。
アレグラが効かない場合は?
今のところ、アレグラよりも眠気などの副作用が弱い薬はあまりないそうです。
アレグラよりも即効性を期待したい場合は、より効き目が強い薬を病院で処方してもらうしかありません。その代わり、眠気などの副作用も強く出てしまいます。
強い薬は夜に服用して、昼間は少し弱めの薬を処方してもらうという方法もあります。医師と相談して、服用の仕方を工夫してみてはどうでしょうか。
また、即効性はありませんが、根本治療として、舌下免疫療法や皮下免疫療法、レーザー治療など、薬に頼らない方法もあります。この機会に検討してみる価値はあると思います。
まとめ
花粉症の薬「アレグラ」は、今のところ、眠気などの副作用が弱いとして期待されている薬です。
しかし、人によっては、花粉症に対する効果も弱く感じる人もいるようです。
症状の重い人、症状が改善されないと感じる人は、医師と相談して、服用するタイミングを変えてみる、アレグラより強い薬を夜に服用するなど、工夫してみてはいかがでしょうか。
薬の特性を知り、快適な生活を送れるようになるといいですね。