扁桃腺のあたりに潜む臭い玉って、気づいてしまうと嫌で嫌でしょうがないですよね。
何かの拍子で取れた時に、ものすごい臭さにげんなりしてしまいます。
しかし、口臭を防ぐために取り除こうと思っても、取り方を間違うと扁桃腺を傷つける可能性があるので危険です。
今回は、扁桃腺に出来てしまう臭い玉の安全な取り方、そもそも臭い玉はなぜ出来てしまうのか、そして、出来にくくなる方法をお伝えしたいと思います。
扁桃腺を傷つけない臭い玉の取り方
口臭の原因にもなる扁桃腺の臭い玉、取ってしまいたいですよね。
自己流で取る人は、このような方法で取り除いているそうです。
・鏡を見ながら綿棒で取る
・シャワーを当てる
・耳かきで取る
など
しかし、これらの方法では扁桃腺を傷つけ、炎症の原因となるためおすすめできません。
今回は、安全で正しい取り方を紹介します!
○うがいで臭い玉を取る方法
うがいなら扁桃腺を傷つけずに臭い玉を取ることができます。
しかし、普通のうがいではなかなか取れないので、臭い玉をとるためのうがいのコツを紹介します。
まず、上を向き、ガラガラうがいをし、のどの奥にいきわたるようにします。
臭い玉は、扁桃腺の部分にできるので、その部分に水が届くようにします。
うがいしたあと、水を吐くときにもコツがあります。
水をいったん吐き出したあとに、のどの粘膜についた汚れをこそげ取る感じで、のどの奥から粘液を出します。
このうがいを繰り返すことで、粘液に交じって臭い玉が出てきます。
臭い玉は、扁桃腺の両脇に付着しているので、この部分を刺激して粘液を出すようにすることで、取れやすくなるそうです。
○耳鼻咽喉科で臭い玉を除去してもらう
うがいをしても取れない時は、無理に自分で取らないほうがいいです。
扁桃腺を傷つけると炎症を起こす原因にもなってしまいます。
また、扁桃炎や副鼻腔炎(蓄膿症)が原因かもしれないので、特に気になる場合は素人判断はせず、専門医に相談しましょう。
誰にでもある臭い玉の正体
扁桃腺にある白い臭い玉は、正式には「膿栓」といいます。
食べ物のカスや、細菌の死骸の塊です。
◯臭い玉ができる理由
のどには、呼吸する度にホコリに混じって細菌やウィルスが侵入します。
それらの菌をやっつけるために、扁桃腺からネバネバした免疫物質(白血球)が分泌されます。
扁桃腺の表面には多数の穴が開いていて、細菌の死骸や免疫物質がその穴に溜まり、臭い玉ができます。
◯臭い玉アレコレ
口臭の原因にもなりますが、飲み込んでも健康に影響はなく、ほとんどの場合は、知らず知らずのうちに飲み込んでしまっているそうです。
人によって扁桃腺の形も少しずつ違うので、溜まりやすい人とそうでない人がいるそうです。
しかし、臭い玉が全く無いという人はいないと言われています。
特に風邪をひいたあとなど、どんな人でも確実にできてしまうそうです。
臭い玉をできにくくする方法
臭い玉は、口臭の原因にもなるので、取り除きたいと思いますが、簡単には取れず、自然と無くなるものではありません。
もし取れたとしてもまたできてしまいますので、普段からできにくくする習慣を身につけることをおすすめします。
臭い玉は細菌をやっつけるためにできるものですから、口の中に細菌ができにくくすればいいのですね。
・口の周りの筋肉、口輪筋を鍛えて鼻呼吸にする。
・こまめに水を飲み、のどを潤す。
・顎の辺りをマッサージして、唾液を作る。
また、どうしても鼻が詰まっている時は口呼吸になってしまいますので、マスクをするなどして口内の乾燥を防ぐとよいでしょう。
まとめ
扁桃腺の臭い玉は、普段意識しないだけに、たまに取れた時にはあまりの臭いに驚きますよね。
口臭の原因にもなりますので、どうしても気になってしまう人もいるようです。
でも、自分で取ると扁桃腺を傷つけ炎症を起こしてしまうため、綿棒や耳かきなどで無理やり取ろうとする取り方はおすすめできません。
今回ご紹介したうがいの方法は安全な取り方ですので、ぜひ試してみてくださいね!