花粉症の季節、くしゃみや鼻水に困っていたら頭痛や悪寒を感じるようになると、体調まで悪くなってしまったのかと不安ですよね。
忙しくてなかなか病院にも行けないし、症状がどんどん悪化してしまうと気分も滅入ってしまいます。
今回は、花粉症によってどうして頭痛や悪寒がするのかを解説していきます。
風邪との見分け方、そして、症状を悪化させないために家庭でもできることをわかりやすく紹介していきますね。
花粉症による頭痛や悪寒は二次的な症状
花粉症の症状で代表的な、目のかゆみ、くしゃみや鼻水などは、「一次的な症状」と言えます。
そして、花粉症による頭痛や悪寒は、「二次的な症状」ということになります。
花粉症の初期症状は、
- 目のかゆみ
- のどのイガイガ
- 鼻水
など、体のなかでも、直接花粉を受けてしまう場所にあらわれます。
それが長引いたり、悪化してくると、頭痛や悪寒を感じる場合があるのです。
◯頭痛や悪寒の原因は?
鼻水や鼻づまりの症状が改善されずにいると、副鼻腔炎になります。
それにより、脳に十分な酸素が行きわたらず、酸欠状態になり、頭痛を引き起こします。
また、体内に入った花粉を、風邪のウイルスとして間違えて認識してしまい、それを排除しようと、体温をあげて戦おうとします。
体温の急激な上昇で感じるのが悪寒というわけです。
花粉症と風邪の見分け方
花粉症の症状は、風邪の症状と似ているため判断が難しい場合があります。
正しく見極めて、できるだけ早めに対処することで症状を悪化させないようにしましょう。
そうすることで、頭痛や悪寒を予防できるのです。
【花粉症の症状】
- 複数の症状がある。鼻水、くしゃみ、熱、目のかゆみ、頭痛、など。
- 鼻水がサラサラと水っぽい。
- 症状が一週間以上だらだらと続く。
- 晴れや風の強い日に症状がひどくなる。
【風邪の症状】
- 症状がひとつだけ見られる。鼻水だけ、熱だけ、咳だけ、頭痛だけ、など。
- 症状が一週間ぐらいでおさまる。
- 粘性のある鼻水が出る。
- 天気に関係なく症状が出る。
自分で判断が難しい場合は、早めに専門医に相談しましょう。
花粉症の症状を悪化させないためには
紹介してきたように、花粉症の初期症状を放っておくと、頭痛や悪寒という二次的な症状が出てしまいます。
花粉症の症状を悪化させないために、今からでもできることを紹介します。
【マスク、メガネの着用】
当たり前すぎると思われるかもしれませんが、粘膜が多く花粉が付きやすい場所は、顔に集中しています。
目、鼻、口です。
花粉の侵入を物理的に防ぐには、やはりマスクやメガネの着用です。
大気汚染も問題になっている現代、日頃から常備しておくといいですね。
【室内での運動】
運動によって血流を良くすると、免疫力がアップすると言われています。
冷えや代謝の悪さは、花粉症の症状を悪化させてしまいます。
屋外での活動は花粉の飛散が気になりますが、室内のフィットネスやスイミングなどで、花粉を気にせずノンストレスで運動してみましょう。
【花粉症によいとされる食品をとる】
ヨーグルト・・・乳酸菌がアレルギー症状をおさえる働きがあります。
甜茶・・・抗アレルギー作用、抗炎症作用があります。
【花粉症を悪化させると言われる食品】
白砂糖・・・体の中のビタミンやミネラルなどの栄養を奪い、体内の免疫バランスを崩してしまい、花粉症などアレルギー症状を悪化させてしまいます。
清涼飲料水、炭酸・・・白砂糖を含み、さらに体を冷やしてしまいます。
肉類、チョコレート・・・脂質が多く、油っこいため、アミノ酸をしっかり分解できないまま吸収されてしまい、体がこれを異物と認識して抗体が増え、アレルギー反応が起きてしまいます。
【入浴】
花粉は湿気に弱く、水分を含むと空気中に飛散しにくくなります。
頭髪は花粉の温床となっているので、まずは髪を洗い全身をよく洗うようにするといいです。
ぬるめのお湯でゆっくりと体を温めることで、免疫機能を向上させることができます。
まとめ
花粉症による頭痛や悪寒は、花粉症の症状が長引き、悪化したことにより起こります。
悪化させない方法として、マスクやメガネの着用など基本的なことから、花粉症に良いとされる食品や入浴など、今日からでもできそうなことを紹介しました。
花粉症の季節になってから習慣を変えてみるのではなく、日頃から免疫力アップの習慣を取り入れることで、花粉症に負けない体づくりをしたいものですね。