「なんだかのどがイガイガするなぁ?」と違和感に気付いたら、実は花粉症になっていた・・・という人は意外に多いものです。
そんな時に、花粉症対策として、うがいが効果的だということを知っていましたか?
ちょっと気をつけてうがいの習慣を身に付けるだけで、花粉症のつらい目や鼻、のどの症状を軽くすることができます。
でも、適当にやるのではなく、正しいやり方をすることで花粉をしっかりと排出することが大切ですよ。
医者が実践している習慣も合わせてご紹介していきますね!
うがいで花粉症ののどのイガイガ対策
花粉症でうがいといえば、鼻うがいを思い浮かべる人も多いと思います。
でも実は、普通の「うがい」でのどの痛みから解放されるという例もあります。
花粉症は、粘膜がある箇所に症状が出るので、花粉が付着する可能性がある箇所から花粉を取り除くことが大切です。
○花粉が付着する粘膜の場所
鼻、目、のどと、花粉症の症状が見られるのは、粘膜に花粉が付いてしまう部位です。
口の中にも、呼吸によって入った花粉が口の中の粘膜に付着してしまうので、うがいをすることで花粉を排出することが大切です。
そのまま体内に入ると、体は異物と捉えて抗体を増やしてしまう原因になってしまうのです。
効果的なうがいの方法
花粉症対策にうがいをするといっても、効果的なうがいのやり方があります。
口の中に花粉を残さないように、正しいうがいを身につけましょう。
○うがいの準備
汚い手のまま、水をすくってうがいをしても意味がありません。手をきれいに洗うか、コップを用意してからうがいをしましょう。
○口をすすぐ
いきなり上を向いて、ガラガラとするのは禁物です。
口の中の細菌や花粉が水によってのどに運ばれてしまいます。下を向いて、クチュクチュと口の中をすすぎ、吐き出しましょう。
○ガラガラうがいをする
のどの奥を意識しながら、「ア〜」「オ〜」などと発声しながら、のどの奥が広がる感じを意識してみましょう。10秒×2〜3回やりましょう。
医師も実践しているうがい習慣
私の近所のかかりつけの内科医の先生は、患者さんを診察するたびに、席を離れてどこかに行き、また戻ってきて診察をするということを繰り返していました。
診察の合間に、「何をしているんだろう?」と思っていました。
ある日、子どもが風邪で受診した際、先生から、日ごろから頻繁にうがいをするように勧められました。
風邪だけでなく、花粉症にも有効だということも。
実は、先生も、患者さんを診察するたびに、うがいをしに席を立っていたそうです。
それにより、のどに細菌や花粉を留まらせないだけでなく、のどの保湿にもなり、花粉症予防にもなると教えてくれました。
花粉症の季節にのどに違和感を感じた場合、うがいを頻繁にすることで症状を軽減させて、耳鼻科にはお世話にならずに済んでいます。
これは、誰もが気軽にできるオススメの方法です。
まとめ
今回は花粉症の予防に効果的なうがいについて解説していきました。
花粉症は根本的に治すことがむずかしいので、少しでも花粉を体内に入れないことが大切です。
うがいをすることで、口の粘膜に付着してしまった花粉を、体の外に排出することができます。
うがいは、花粉症対策だけでなく、風邪を引かないためにも効果的な習慣ですから、ぜひ家族みんなで一緒に実践するようにしましょうね。