お気に入りのニットやウールのセーターなど、デリケートな衣類。
お洗濯の時は、専用の洗剤を使って洗濯ネットに入れて・・・と気を付けてやったのに、干す時に型崩れしてしまった!
袖口が伸びたり全体がヨレてしまって、せっかくのお気に入りが着られなくなってしまったら、とても悲しくなりますよね。
かと言って、毎回クリーニングに出すのももったいない。
そんな時は、自宅で平干ししましょう。
専用のネットやハンガーを買わなくても、自宅にあるもので平干しできる方法もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
干す前の脱水は、できるだけ短時間で!
衣類の乾燥に時間がかかってしまうと、雑菌の繁殖によってイヤな臭い(生乾き臭)が発生してしまいます。
また濡れたままだと、水分の重みで伸びやすくなってしまいますので、ニットやセーターも干す前に脱水しましょう。
ただしポイントは、短時間で脱水すること!
洗濯機で脱水する場合は、ネットに入れて30秒ほど、ゆるく編まれたセーターなどは、バスタオルにくるんで水気をとります。
平干しの基本
「平干し」とは、そのまま読んで字のごとく「平らに干す」こと。
ハンガーにかけるのではなく、板状のものに形を整えて干すことが、平干しの基本です。
また干す場所は、衣類の日焼けや変色などを防ぐためにも、室内干し、または陰干ししましょう。
特に冬は、外との温度差が大きく縮みの原因になりかねませんので、室内干しをお勧めします。
平干しのポイント
次に、平干しする時のポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
・手の平で軽くたいたいて、元の形や大きさに整えてから干しましょう
・乾いた時に跡やくせが付かないように、キレイに並べて置きましょう
・乾きにくいと臭いの原因になるので、他の洗濯物と重ならないように
・なるべく風通しの良い所に干し、室内の場合はサーキュレーターなどを併用しましょう
・板の上に干した場合は、表側が乾いたら、表と裏を入れ替える
平干し専用ネットを使う場合
実際に干す時には、平干し専用ネットがあると便利です。
衣類を置く部分がネットやメッシュ製のため、通気性もよく、また上下2段に分かれているタイプもあるので、一度に複数の乾燥が可能です。
まとめておしゃれ着洗いをして、一度に平干ししてしまえば楽ですね!
専用ネットがない場合
もし専用ネットがなくても大丈夫!
ご家庭にある物で代用することができます。
・ピンチハンガーで干す
大きめのピンチハンガーがあれば、その上に脱水したニットなどを形を整えて置きます。
・洗濯物カゴを利用する
洗濯物カゴにバスタオルなどをかぶせ、その平らな部分にニットなどを乗せ、風通しの良い所に置きます。
袖の部分などはだらっと垂れてしまわないように、軽くたたんでおきましょう。
・お風呂のフタに乗せる
お風呂場のフタに大きめのバスタオルを敷き、その上に形を整えて干します。
ただし通気性があまりよくないので、ポイントでも記載した通り、途中で表と裏を入れ替えて、フタとの接地面も乾くようにしましょう。
・ハンガーを2本使う
1本のハンガーに洗濯物を通常の形でかけたら、もう1本のハンガーの底辺部分に裾を、肩の部分に袖をかけて止めます。
幅が広くて、肩の部分が丸くなっているハンガーがあれば、そちらを使うといいですね。
無ければ、タオルなどを巻きつけて、できるだけニットに負担がかからないように工夫してみましょう。
まとめ
今回ご紹介した物の他にも、ハンガー2本とネットを組み合わせたり、突っ張り棒とネットを組み合わせたりして平干しできるする方法もあります。
「平干しのポイント」に記載してあることに気を付けながら、ご自宅にあるもので試してみてくださいね。
またどうしてもスペースの都合で平干しができない場合は、ハンガーの代わりにストッキングを使うと、型崩れしにくくなります。
大切なお気に入りの衣類。
長く着られるように、お洗濯だけでなく、干し方もマスターしておしゃれを楽しみましょう。