田中です。
先日、電車に乗ったときにおばちゃん同士のとある会話が聞こえてきました。
「ライザップで30万もするねんて」
「そんな大金払うぐらいだったら私自分でダイエットするわ」
こんな感じの会話でしたが、私は心の中で、まぁこのおばちゃんは
一生ダイエットできないだろうなと思っていました。笑
ライザップが結果にコミットできる理由は複数あると思いますが、
この大金を払うというところもその一つです。
人はお金を払わないと結局本気にならないからです。
ライザップのダイエット方法がいくら究極的な
ノウハウだったとしても、これがワンコインで
とかだったら、結果を出す人は少なくなるでしょうね。
ダイエットという大きな市場の中で、ライザップが勝っている理由。
それは、
ライザップがキュレーターでありモチベーターであるからです。
キュレーターとは、
キュレーションする人のこと。
つまり、情報を取捨選択してあげる人のことです。
これだけ情報化社会になり、さまざまな情報が散乱する中
何が正しいのか、何をやればいいのかといったところがわかりにくい。
ライザップでは、何を食べていいのか
といった細かな指導があるそうなのですが、
これを自分でやるとなると大変でよね?
結果を出すための最短距離を提示してあげるために、
キュレーションしてあげる。
これも1つの価値になるのです。
モチベーターとは、
モチベーションをあげてあげる人のこと。
ライトアップでは、専属のトレーナーがマンツーマンで指導する。
これは、食事や運動を管理して、ダイエットで
萎えそうになる気持ちを鼓舞するモチベーターの
役割を果たしています。
キュレーターとモチベータという視点は、
いろいろなビジネスに応用が利くと思います。
どちらにも共通している部分。
それはほとんどの人は究極のめんどくさがり屋、
楽をしたい生き物だということです。笑
情報を取捨選択するのが難しいしめんどくさい。
何からやっていいのかわからない。
モチベーションを保つのが大変。
などなど。
たとえどんなに好きなことであっても、
毎日やるコツコツやるというのは非常に大変ですよね?
これ誰しも経験していると思います。
ゲームをプレイするのが大好きだったとしても、
多くの人は、毎日ゲームをやり続けたら飽きるでしょう。
それが、ダイエットのような苦痛を
伴うことでしたら、尚更ですよね?
だから、情報の取捨選択をして
これだけやれば結果が出ます。
そして、行動してもらうために
あの手この手でモチベーションを上げてもらう。
これをやっているのが一般的なコンサルタントです。
あなたの仕事にも、このコンサルタントの
要素をはめ込めないでしょうか?
この視点を持ち込むことができれば、
仕事の幅はおおいに広がります。
コンサルタントの役割は、
ノウハウ提供という側面ももちろんありますが、
それよりも、いかにクライアントを行動させられるか、
モチベーションをあげられるかの方が重要だったりします。
逆に言うと、
どんなに素晴らしいアドバイスをするコンサルタントで
あっても、クライアントのやる気をなくすような言動を
されるコンサルタントは、
私はコンサルタント失格だと思っています。
でも、何気に結構多いんですよね、こんなコンサルタント。笑
余談ですが、私が通っているジムの
パーソナルトレーナーに聞いた話です。
「ライザップのダイエット法は
糖質制限が主だと思うのですが、
これってぶっちゃけどうなんですか?」
と聞いたところ、そのトレーナーは
「実はここだけの話、ライザップのような
糖質制限ダイエットをした結果、
体がボロボロになってリバウンドして、
私のところに来る」
「私のクライアントさんは、そんな人もけっこういるんですよ」
と笑いながら話されていました。
そんなこともあり、糖質制限ダイエットは即効性もある代わりに、
副作用も大きい、というイメージを持っています。
糖質制限の即効性と、徹底的した管理体制があるからこそ、
ライザップは結果にコミットできるんだなと。笑