上野です。
問題解決の手法はたくさんありますが、ファンクショナルアプローチはおすすめです。
GE社でうまれたそうです。
VE(ヴァリュー・エンジニアリング=価値工学)と呼ばれ、
IE(生産工学)、QC(品質管理)とともに、二十世紀の三大管理技術と言われてます。
ファンクショナルアプローチを使うと問題解決のためのあらたな糸口、視点が見えてきます。
くわしくは、横田尚哉著 ワンランク上の問題解決の技術 を購入することをおすすめします。
ファンクショナルアプローチとは簡単に言うと
視点をモノやコトにフォーカスするのではなくファンクション(機能)に向けることになります。
通常の問題解決では原因にフォーカスが行きがちで、その際、
英語で言う「why」に意識が向いてしまいます。
ところが、ファンクショナルアプローチでは、「why」ではなく「what」にフォーカスします。
ここが大きな違いです。
ちょうど、クリーンランゲージが、「what」にフォーカスしているのに似ています。
クリーンランゲージもクリーンクエッションの中には「why」は含まれてません。興味深いところです。
本題に戻しますと
「what」の問いかけとしては、
「その機能は何か?」
「それはどんな働きを果たすのか?」
「どのような効用があるのか?」
「何の役割があるのか?」
「どのような意図があるのか?」
などです。
人の「意図」にフォーカスしています。
そのため、ファンクショナルアプローチでは
ファンクションを「名詞+他動詞」で表します。
それから 「何のために?」という視点で上位ファンクションを探します。