最近の洗濯機には様々な機能がついていますよね。
衣類によって洗濯方法が選べたり、洗剤の量を教えてくれたり本当に便利です。
その中に風乾燥という機能があります。
通常の乾燥機とは少し違う機能なのですが、どのように使うと便利なのでしょうか?
今回は、風乾燥の機能について、お伝えします。
洗濯機の風乾燥の機能とは
風乾燥機能とは冷風を出して、風の力で洗濯物の水分を蒸発させるという機能です。
通常乾燥機と言えば、高温だと95度、低温でも60度ぐらい温風で乾燥させるため、非常に早く乾きますが洗濯槽のなかは非常に高温となり、衣類をいためる可能性もあります。
その点、風乾燥ではただの風を送るだけなので衣類を傷めることは少ないようにしています。
風乾燥機能を使った人の感想
風乾燥機能は実際どのように使えば便利といえるのでしょうか。
実際に使った人の声を聴いてみると
- 電気代は安そうだが、風だけなのであまり乾かない、長時間乾燥させる(3時間程度)でシワもつく
- 基本的に化繊しか乾かない
- 完全に乾燥はしない、いくらか乾きやすい状態になるだけ
- 乾燥できてもワイシャツ1枚だけを乾かすのに1~2時間かかる
- 温風でないのでふんわりしない
という声が多いのが現状のようです。
家電量販店でも乾燥を希望するお客様には風乾燥機能はあまり進めない傾向があるようです。
とはいえ、風乾燥は衣類を傷めないメリットがあるので、それを生かすには、部屋干しのときに前もって乾きやすい状態を作ることになりそうです。
風乾燥機能の使い方
1. 脱水後、そのまま風乾燥機能で1~2時間程度乾かす
2. 乾燥が終わったら(半乾きの状態のはず)、形を整え部屋干しをする
が便利だと思います。
風乾燥コースに設定しておけば自動で風乾燥を始めますし、途中で何度も中の洗濯物をほぐすので全体的にむらなく何となく乾いた状態にしてくれます。
洗濯物の量や、衣類の種類、気温によって差がありますが1~2時間の風乾燥で8割程度乾くことが多いようです。
パリッとは乾かないので、その後、扇風機を使った部屋干しをしたり、浴室乾燥機を使えばかなりの時間短縮になり、室内干しのジメジメする感じからは解消されそうですね。
カビの防止に役立つ
また、風乾燥は洗濯槽の中で風を起こすので、洗濯槽のかび防止に役立ちます。
洗濯槽のカビ防止に、1時間程度風乾燥を使うことは多いようです。
梅雨時期などのカビが発生しやすい時期には、衛生上とてもいいですね。
風乾燥機能は使い方によっては便利
風乾燥機能は洗濯機を購入する先にぜひ欲しい機能かと聞かれると、残念ながら「あったら便利かも」というくらいの感想が多いです。
実際使った感想を見てみても、風乾燥機能は完璧に洗濯物を乾かしたいという人にとっては、満足いくものではないようですね。
部屋干しに十分なスペースがあったり、扇風機などでも十分な程度の量であったり、室内に洗濯物が干してあるのがどうしても我慢できないわけではないという人にとっては、前もってある程度乾かしておく必要性はないのかもしれません。
できるだけ衣類を傷めず、とにかく早く乾かしたい人にとっては風乾燥機能は便利だと思いますし、製造側もそのような声があったからこその機能のはずです。
ですから、絶対にいらないとも、必要とも言えない、使う人の生活リズム、状況によるということになるのではないでしょうか。
まとめ
風乾燥機能は衣類を乾かすというよりも、室内干しの前にある程度乾かすというのが、一番使いやす方法のようです。
洗濯機も差を出すために色々な機能がついているので、選ぶときは、自分が本当に欲しい機能か、使う状況や、使い方を考える必要がありそうですね。
私は部屋干しをすることが多いので、ある程度乾いてくれたら便利だなと思っています。