洗濯機の給水ホースが汚れていても、なかなか洗浄する機会がないですよね。
でも、清潔な洗濯をするためには、給水ホースの中の汚れやカビもしっかりと落とす必要があります。
お風呂の残り湯を利用していたり、また赤ちゃんや小さなお子さんがいるご家庭などでは、特に給水ホース内部のカビや汚れも気になるところですね。
放っておくと汚れも臭いも取れにくくなるので大変です。
今回は、洗濯機お手入れの盲点とも言える、給水ホースの洗浄方法についてまとめました。
洗濯機の給水ホースを洗浄しよう
洗濯機の給水ホースを洗浄する方法は2つあります。
ホース単体で洗浄する方法と、洗濯槽と一緒に洗浄する方法の2つの方法をご紹介していきます。
◯浴槽や容器でつけ置きする方法
1,市販の洗浄液(またはキッチン用洗剤でも代用OK)をホースに注ぎ込み、ホースを振って内部にまんべんなく行き渡るようにします
2,30~40度ほどのコップ一杯程度のぬるま湯をホースに流し込み、なるべく液がこぼれないようにキープしながら、浴槽や大きめの洗面器などの容器に入れて、6時間ほど放置します
3,ホースに水道水を流し込み、よくすすぎます
◯洗濯槽掃除のついでに洗浄する方法
全自動洗濯機にあらかじめ装備されている風呂水給水ホース(風呂水ポンプ)を、洗濯槽の掃除と同時に洗浄する方法がありますので、ご紹介します。
1,洗濯機の水位を最高水位からひとつ下の水位に設定し、洗濯槽に50℃くらいのお湯を入れます
2,お湯10Lあたり100gの過炭酸ナトリウムを入れ、よく溶かします
3、洗濯機の水位を最高水位に変更し、洗濯槽のお湯の中に風呂水ポンプの先を浸けます
4,風呂水ポンプのスイッチを入れると、風呂水ポンプが洗濯槽内の過炭酸ナトリウム水溶液をくみ上げ始めます
5,風呂水ポンプ内にお湯をしばらく循環させたら電源を切り、そのまま1~2時間放置します
6,風呂水ポンプを洗濯槽から上げ、ポンプの先端部分を上に持ち上げてホース内に残っているお湯を洗濯槽に戻します
7,洗濯槽掃除をそのまま続け、洗濯槽をすすぐ工程まで進め、すすぎの水がある程度溜まったら一度スイッチを切ります
8、風呂水ポンプを洗濯槽の水の中に沈めて、水位を最高水位に設定し、風呂水給水モードにして洗濯槽の水をくみ上げてホース内をすすぎます
9,風呂水ポンプを洗濯槽から引き上げ、ポンプの先端部分を上に持ち上げてホース内に残っている水を洗濯槽に戻します
10、あとは洗濯槽掃除と同じ手順で洗濯槽をすすげば終了です
給水口(給水弁フィルター)も掃除しよう
給水ホースを取り外した時には、ついでに給水口を掃除するチャンスです。
給水ホースを取り外すついでに洗浄するまでの流れをお伝えしていきますね。
◯給水ホースを取り外す
洗濯機の給水バルブ(または水道の蛇口)を閉じます
洗濯機の蓋を閉めてから、洗濯機の電源を入れ、水量ボタン(水位は適当で構いません)を押してスタートします
10秒ほど経ったら、電源を切り、洗濯機から給水ホースを取り外しましょう
◯給水口を掃除する
給水ホースと洗濯機の接続部分の中に、給水弁フィルターがあるので、フィルターを取り外して、歯ブラシなどで掃除します
この時、取り除いたゴミが給水弁フィルターの内側へ入ってしまわないように注意しましょう
まとめ
風呂水ポンプやホースも洗える洗濯槽クリーナーも市販されているようですので、利用してみるのもいいですね。
また、あまりに汚れがひどい場合には、ホース自体を買い換えることをお勧めします。
汚れがひどくなると、給水ホースを洗浄しても洗濯物に茶色いカスが付着する、臭いが気になる・・・などが見られます。
こまめにお手入れすることは難しい洗濯機の給水ホースですが、梅雨入り前など、時期を決めて洗浄して、スッキリしたいですね。