風邪などが原因で、扁桃腺が腫れたら病院で検査をすることもあります。
扁桃腺炎がひどくなると、珍しいケースですが手術をするなんてこともあるんですよ。
扁桃腺の検査をしてもらう前に、どんな検査の内容があるのか、そして考えられる病気の原因や治療法についてご紹介します。
病院に行く前に、ぜひ参考にされてくださいね。
扁桃腺の検査の種類
扁桃腺が腫れている時は、「かかりつけの内科で診てもらおう」と思うかもしれませんが、できれば耳鼻咽喉科へ行くことをオススメします。
耳鼻咽喉科は喉の病気専門ですから、ファイバ-スコ-プなどの専門器具を使って、喉の奥まで見て診断してくれるからです。
扁桃腺の検査は、一般的には、問診、喉の視診から始まり、関係する検査を行っていきます。
・血液検査で白血球の増加や炎症の程度をチェック
・脱水の状態を見る尿検査
・適切な抗生剤を投与するための細菌培養検査
扁桃腺の検査をする理由は、溶連菌が原因の可能性扁桃炎と、ウィルス性扁桃炎の2種類があり、目で見るだけでは医者でも判断が難しいからだそうです。
そのため、血液検査をしたり、痰の検査をすることで、それらの判別ができるのだそうです。
場合によっては、適切な治療が必要な場合もありますので、検査と聞くとちょっと怖いですが、気になる時は早めに受診されたほうがいいと思います。
扁桃腺炎の原因と症状
扁桃腺炎は、のどちんこの左右に1個ずつある袋のようなもの(口蓋扁桃)に、細菌やウイルスなどによる炎症が起こる病気です。
口蓋扁桃の表面に白いブツブツの膿ができることもあります。
◯扁桃腺になる原因
扁桃腺炎の原因には、“風邪、免疫力低下、喉の乾燥”の3つがあります。
どれも私たちには身近なものですね。
日々のストレスや疲れで体力が落ちているとき、喉の扁桃腺に細菌やウイルスが入り込み、炎症を起こすのです。
◯人に移さないように注意!
扁桃腺炎は、他の人にうつす可能性もありますので、必ずマスクをつけてください。
寝ている間もマスクをつけると、喉の乾燥を防げる意味でも効果的です。
予防するには、やはり人込みでのマスクの着用と、暖かいものを食べて、なるべく多く睡眠時間をとるなど、免疫力を高めていくといいですね!
扁桃腺炎などの病気になったら、初期症状なら1〜2日ですぐに腫れが引くこともありますが、それ以外の場合は、お近くの耳鼻咽喉科で早めに適切な検査と治療をしてください。
そのうち治ると思っていたら・・・入院!なんてことになったら、それこそ大変ですからね!
扁桃腺炎の治療法ってどんなものがあるの?
扁桃腺炎には、細菌性のものと、ウイルス性のものがあります。
○細菌性の場合
ペニシリン系の抗生物質が処方されます。これは、喉の腫れを抑えるものです。
○ウイルス性の場合
点滴注射、解熱鎮痛剤での治療になります。
◯手術が必用な場合もある
一年に何度も40度前後の発熱を伴う扁桃腺炎を繰り返したり、扁桃肥大で寝ている間に呼吸がヒュ-ヒュ-と苦しい場合は注意しましょう。
まれに、IgA腎症という腎臓の病気を引き起こすこともあります。
場合によっては、手術により扁桃腺を切り取ることもあるんですよ。
まとめ
扁桃腺が腫れてのどが痛いと、一日中気になりますし、身体の免疫の低下も気になりますよね。
「扁桃炎かもしれない」と思ったら、早めに耳鼻科で検査を受けてみることをおすすめします。
なお、知り合いの耳鼻科医によると、検査をせずに、目で見るだけで扁桃炎と判断することはあり得ないそうです。
ちゃんと検査してくれる医者に診てもらうようにしましょうね!