
すねがかゆいと困りますよね。粉がふいたり、かきすぎて湿疹みたいになってしまうこともあります。
そんな時に役立つ、すねがかゆい時の対策について、お伝えしていきます。
また、冬と夏では、原因が違うことが多いです。
原因が違うと対策が変わってきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
足のすねがかゆい時の原因と対策
◯乾燥肌
もともと、足のすねは皮下脂肪が少なく乾燥しやすい部分です。
そのため、一番にすねがかゆい原因としてあげられるのは、肌の乾燥です。
乾燥状態の肌を「かゆいかゆい」と言ってかきむしってしまうと、「炎症性皮膚炎」になってしまうので、保湿の対策をしましょう。
保湿ローション・乳液などを使って、すねの皮膚に脂分・水分を供給することでかゆみがおさまります。
通常は市販のワセリンや保湿クリームなど、自分にあったものを使うことで十分です。
抗炎症作用やアレルギー予防作用が強い成分を多く含んでいる「馬油(ばぁゆ)」も、肌によいといわれています。
◯コレステロール値
次にすねのかゆさの原因として挙げられるとしたら、コレステロール値が上がっていると身体のあちこちがかゆい場合が考えられます。
卵類(卵を使用していると思われる食品、魚類の卵も)を控えると、痒みが収まる場合があります。
ダニ、のみ、接触性のかぶれで思いつくような事柄のない場合は、コレステロール値を疑って見てください。
コレステロール値が上がると、足のすねあたりがかゆいって方結構いるみたいです。
◯掻きすぎ
ずばり掻きすぎ!!です。シンプルな原因ですね。
常日頃から皮膚をかいていると神経が過敏になり、刺激に対して敏感になり、ますますかゆくなってくるということも分かってきました。
この場合も、肌の保湿をすることが有効な対策になります。
◯糖尿病
すねがかゆいから乾燥肌と放置しておくのは危険かもしれません
糖尿病の患者さんのなかで、約三人に一人は肌のかゆみ(他むくみ、痛み)といった症状を発症しているみたいです!!
糖尿病が原因で体が脱水症状となるので、皮膚が乾燥してかゆみを感じるそうです。
◯アトピーやアレルギー
アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎・アレルギー性じんましんなど、発生原因が特定のアレルギー物質による場合もあります。
皮膚科を受診し、原因を特定してもらうことが重要となりますので注意してください
適当にクリーム・軟膏などを買ってきて用いると、かえって症状が悪化する場合もあります。
冬に多く発生する原因と対策
◯お風呂で温まりすぎ
暖まり過ぎは要注意です。
冬に風呂に入ってからだが暖まると、すねのかゆみが強くなる場合があります。
さらに、一度かき始めるとよけいかゆくなってしまった・・・という経験をするかたも多いです。
寒い時のお風呂の長湯はたいへん気持ちのよいものですが、からだが暖まると皮膚の細い血管は拡張してきます。
じんましんも入浴後などからだが暖まった後に、かゆみの症状が出やすくなります。
このように血管が拡張すると血液の循環は良くなりますが、逆にかゆみは起こりやすくなります。
◯ごしごし洗いすぎ
ごしごし洗いは禁物です
お風呂で皮膚をごしごしこすっていると角質層がはがれた状態になり、少しの刺激でもかゆみの物質-ヒスタミン が出やすくなってしまいます。
またすねをこすりすぎると皮膚の脂が失われていくため、水分が蒸発しやすい状態になります。
夏と違い、乾燥した冬の空気の中ではごしごし洗った肌はすぐに乾燥し、かゆみの原因となります。
夏にすねがかゆくなる原因
◯紫外線
紫外線を浴びると肌は乾燥してしまいます。
夏は薄着になるので、すねが露出することも多いですよね。
紫外線を浴びて乾燥した場合は、必ず保湿するようにしましょう。
◯虫刺され
蚊に刺されたり、ノミやダニに刺されるのも夏ならではの原因です。
防ぐのはなかなか難しいですが、その後に掻きすぎないようにしてください。
掻きすぎによって、さらにかゆみが増す原因を作ってしまいます。
まとめ
すねがかゆいという時は、肌が乾燥していることが主な原因であることが分かると思います。
原因が分かれば対策は簡単ですね。
保湿ローションや乳液を付けるなど、保湿ケアをすればいいということになります。
ただ、原因はそれ以外にも考えられます。
決めつけることなくいろんな可能性を考えてみてください。
もしどうしても改善しない場合は、早めに医療機関で診察してもらうとよいですよ。
すねのかゆみは地味な悩みですが、ちょっとした手入れで改善できる場合も多いので、参考にしてくださいね。